言葉巧みに。
キングダム(アニメーション、第三部!?)を見ている。
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現在、24話「深謝」。 有名な史実、秦国が存亡を賭けた中華を揺るがす世紀の一戦「 函谷関の戦い 」で、秦王の セイ(嬴政)が サイ という出先の "城塞の街" を結果的に守り、合従軍(楚・趙・魏・燕・韓・斉)を撃破したところである。( 2021.10.05現在 )
いわゆる古文書( 史記? )には 「 不抜 」、堕ちなかったとしっかり書かれているらしい。( 単行本33巻 「 不抜 」)
圧倒的なスケールで造られた不落の城壁「 函谷関 」の戦い( B.C.241 )や、ほぼ民兵のみで対戦することになった "サイ" での8日間は、主人公ほか登場人物全員で起こした奇跡の連続の賜だ。敵の、最も優秀な軍師というべき 李牧 の采配も本来ならば完璧であっただろう。
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同盟関係にあると信じていた 楊端和 に、サイでの最後8日目に助けられる。
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それ以上囀るな 平地の老将よ 黙って貴様らは敗者として史に名を刻め。
キングダムでは、女性として顕われているが実在で男性、老将だったのではとも言われているらしい。その本人が相手方のいわば老中的な歯向かってきた人物に「 さえずるな 」と言うわけだ、それは姦しい女中に言い放つかのように。
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そして勝敗は決し李牧は敗走して、セイとシンの二人の語らいのシーンが描かれる。
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李牧軍を前に降参しようとしてた連中(民兵)が、よくお前の言葉によって戦い抜いてくれたという、シンの感慨に対してセイは答える。
焚き付けて、万の死者を出させた張本人としてはやはり、胸の奥に突き刺さるものがある。オレは「王の言葉」で彼らが戦いに向かうであろう計算があって、サイへ来た。
言葉巧みに命尽きるまで彼らを戦わせたオレの行動は、強制で(それに)立ち向かわせるより、ある意味タチが悪い。
……すまんな、いまは少し弱音を吐いている。
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アニメーションではあるが、その8日間たるや凄まじいものとしてしっかり描かれていたと思う。また、シンの前にも ホウケン( 龐煖 )が現れて尊敬し愛すべき ヒョウコウ( 麃公 )将軍が亡くなるなどたくさんのドラマもあった。
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カッコいい大人がそれぞれ現れて良い言葉を残し、また敵のカリン( 媧燐 )将軍は負けた 李牧 に期待通りにひとくされ嫌味を言ったりと、なんとも痛快な展開である。
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「言葉巧みに」「ある意味タチが悪い」は、現実逃避させて希望を唱えるだけ唱えたはいいものの裏づけは何もないからに違いない。政治などは時にこの「言葉巧みに」が必要な時があるが、他力本願を見せるだけ見せるものには注意が必要だ。出来る事ならば、「言葉巧みに」自分の内心をコントロール出来ることが望ましいのではないか。ああ、しかし。ゲーム性・ギャンブルなんかも、自分を良くない方向にコントロールするものではあるのだよな、実際。自分や他人のために良く使う言葉、あな難し。
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※ 第三部、2021.10.17 0:05〜放送回で最終回。
第四部は、来春 2022年春〜らしいです。楽しみですね。
( 俺って誰ですか?笑 シンじゃないんでしょうか? そんなワケないですよね? マンガ読んでないので分かりません。汗 )
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